フリーランスになったらもっと稼げるのかな?
フリーランスになるとどんなメリット・デメリットがあるか知りたい!
こんな悩みにお答えします。
ネイチャーエンジニアの亀田です。
僕は10年以上エンジニア経験を積んできました。
「会社員として約10年経験」 → 「フリーランスとして約2年経験」
という感じです。
今はフリーランスで開発案件を受注しながら生活費を稼ぎつつ、自分の事業としてアプリ開発などをしています。
関連: 運営者のアプリ・ゲーム
このように、会社員/フリーランスそれぞれの立場を経験してきた僕が思う、会社員と比較したフリーランスのメリット・デメリットは以下です。
■ メリット
- 自分の好きな仕事ができる
- 情報発信に縛りがない
- 稼げる(可能性がある)
- 節約の選択肢が増える
■ デメリット
- 責任は全て自分で取る必要がある
- 仕事がなくなるリスクがある
- 会社員の時より支払う必要のあるものが多い
- 孤独
今回の記事では、これらのメリット・デメリットを解説します。
フリーランスエンジニアのメリット
1. 自分の好きな仕事ができる
フリーランスでは、自分がやりたい複数の仕事に関われます。
僕はこれがフリーランスの最大のメリットだと思っています。
いくつもの仕事を並行してOKだし、時間配分も全て自分で決められます。
例えば、以下。
- 個人アプリの開発やWebサービスを作る
- 今までの開発経験をもとに本を出版する
- 面白そうな開発案件をたくさん受ける
どんな風にやってもいいし、上記を組み合わせてもOKです。
会社員では、時にはやることに価値を感じない仕事などもありますが、そういったことはしなくて済むのが非常に良いですね。
ちなみに僕の仕事の基本的なバランスは、
受注した開発案件:40%
自分の事業(ブログ、アプリ開発など):60%
くらいでやっています。
こちらについては、以下でさらに詳しく紹介しています↓
2. 情報発信に縛りがない
フリーランスでは、発信する情報は全て自分の判断でできます。
「会社員でもそうじゃないの?」と思うかもしれませんが、情報発信に制限がかけられることはないでしょうか。(会社にもよるとは思いますが)
例えば、以下。
- SNSでの発信に会社から制限が掛けられている
- 副業がグレーなのであまりオープンにできない
- 公開の可否が会社判断のために、チームメンバーなどに伝えてあげることができない
SNSでの発信の制限は、自分が作ったサービスをアピールしたいけど、副業になるから公にしにくいなどの機会損失にもなり得ます。
また、僕が地味にストレスだったのは社内での秘密主義です。
例えば、自分が異動や退職することが決まったのに、会社から「ちょっと待って」って言われて直前まで秘密にしなくちゃならない、など。
メンバーに負担掛かるから早く伝えたいのに、なんで直前にならないと言えないの?みたいな。
これらについて、今ではノーストレスになりました。
3. 稼げる(可能性がある)
単価の良い案件を受けたり、個人で作ったサービスがヒットすれば、会社員であるよりも多くの収入を得ることが可能です。
ここで「可能性」と言っているのは、
- 単価の良い開発案件を受けられるかはスキルによる
- サービスをヒットさせるのは簡単ではない
というハードルがあるからです。
ただエンジニアの場合は、案件も多くあり人手不足な状況なので、開発案件で短期的に稼ぐのは現時点ではやりやすいと思います。
フリーランスにおすすめのエージェントサービスは以下で紹介しています↓
4. 節約の選択肢が増える
具体的には、「経費」の仕組みを活用できます。
例えば、
- 事業に関係する書籍代
- 開発に使うPC
などは経費にでき、これらの支出を抑えることができます。
さらに、自分が好きなこと・プライベートでもやっていることを事業にしている方は、経費をより活用できると思います。
例えば、僕は動植物に関する事業をやっていますが、その動植物を観察・勉強するための「交通費」「施設代」「書籍」などは経費になります。
以下の記事で、経費管理に便利なツールを紹介しています↓
フリーランスエンジニアのデメリット
1. 責任は全て自分で取る必要がある
- 事業が赤字になった
- 重大なバグが出た
- 取引でだまされた
こういった問題が起きて、大きな損失が出たとしても、誰もフォローはしてくれません。
失敗の責任は自分で取る必要があります。
僕もリリースしたものの成果が伸びず、クローズしたサービスがあります。
クローズする際、トラブルの無いようにするのも、トラブルがあった時に対応するのも全て自分です。
また、自分の手に負えない問題が出た時、代わりに問題解決してくれる人はいません。
最終的に他の人に頼るにしても、その外注費を払ったり、頼める関係性を構築しておくのも自分なのです。
2. 仕事がなくなるリスクがある
会社の経営が苦しい場合、切りやすいのは確実に社員よりも外注です。
災害が起きて動けない場合も、社員であれば給料が出ますが、外注は成果をアウトプットをしないと報酬は出ません。
また、フリーランスは「現時点のスキル」(委託契約の場合)を売って対価を得ています。
会社員のように「ポテンシャル採用」はありません。
- スキルのない人は単価の良い仕事は見つけづらい
- 自分でスキル習得ができない人は将来的に受けられる仕事が減っていく
という事実があります。
フリーランスは、稼げる金額に上限がありませんが、下限もないのです。
エンジニア35歳定年説の真偽についても、以下の記事で紹介しています↓
3. 会社員の時より支払う必要のあるものが多い
フリーランスになると、会社員時代に意識していなかった、
- 健康保険
- 国民年金
- 所得税
などの支払いがのしかかってきます。
会社員なら会社から支給される「交通費」も出ません。
フリーランスになっても同じ手取りを得たいなら、正社員の時以上に稼がなくてはならないのです。
問題なく稼げているうちは気にならないのですが、開発案件の比率を減らしたりして収入を下げるとその大変さに気付きます。
ちなみに僕は、数ヶ月開発案件を止めて自分の事業に集中する期間を設けたことで、このツラさに気付きました。
4. 孤独
ここでいう孤独は、「寂しい」「もっと話がしたい」といった精神的なデメリットではありません。
ツライのは、悩みを相談できる人がいないことです。
会社員時代は、何かトラブルがあったり、伸び悩むようなことがあった時には相談できる人がいました。
フリーになっても、昔のつながりの人に相談すればいいじゃん?
と思うかもしれませんが、会社員とフリーランスではどうしても発生する悩みや立場が違います。
運営コストだったり、事業運営だったり、そういった面では会社員の人には相談しづらいんですね。
なので、そういった話ができる仲間や、相談できる人が周りに複数人いる状態を構築しておけると心強いと良いと思います。
結局フリーランスと会社員はどちらが良いか
メリット・デメリットを紹介してきましたが、フリーランスは以外とフリーではないです笑
特に何か事業をやりたい場合は、
- お金面(コスト)の制限
- リソース面の制限(労働力は自分1人分)
が課題になってきます。
開発案件やなんかで食い扶持を稼ぎつつ、自分の手を空ける必要があります。
さらに自分の時間を作るために外注したりして、さらにコストが掛かります。
とやっていて感じますが、「自分の時間を作るってとってもお金が掛かる」んですよね。
なので、僕の場合はプライベートの時間も自由に使えるお金も、会社員時代より少なくなってます。(僕は事業に使う時間≒プライベート時間なので苦では無いですが)
という訳で、生活面だけなら会社員の方がきっと安定します。
自分のやりたいことと会社の方向性がマッチしているなら、その会社にいることをオススメします。
ちなみに僕がフリーランスをやっているのは、僕がやりたいことを他の企業がやっていないから。(業界的にはあるけど、僕のスキルに対応した仕事がない)
なので、僕は自分がやりたいことができる企業があるなら、正社員でも良いと思っています。
フリーランスはあくまで手段なので、
自分がやりたいことは「フリーランス」「会社員」どちらの方が実現しやすいか
で考えた方が良いと思います。
おわりに
フリーランスは決して良いことばかりではないですが、自分のやりたい方法で仕事ができるのが最大のメリットです。
以前はフリーランスは少数派だったと思いますが、今はいろんな案件紹介サービスがあり、仕事を探しやすくなっています。
色々なチャレンジをしたい人には、フリーランスは有力な選択肢の1つだと思うので、仕事のやり方を見直したい方はぜひ検討してみてください。
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