ネイチャーエンジニアの足あと

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学校の勉強って意味あるの?【知識は応用する機会を作ることが重要】

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学校の勉強って楽しくない…

そもそも学校の勉強って意味あるの?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


僕は年間100回以上生き物観察に出掛けて、生き物の魅力をアプリやブログで発信する活動をしています。


僕の活動については以下で詳しく紹介しています↓


詳しくは上の記事で紹介していますが、僕はフリーランスのエンジニア。


以下のように、複数の仕事(=複業)をしています。

・アプリ開発
・ブログの運営
・電子書籍の配信
・小学校で生物観察クラブの講師


これらは個人事業として、ほぼ1人でやっているので、複数の職業を並行して経験しているような状態です。


そこで冒頭の「学校の勉強は役に立つか?」という疑問ですが、僕は役に立つという考えです。


というわけで今回は、僕が考える、勉強が役に立つ理由をお伝えします。




 

学校の勉強が役立つ理由

オオゴマダラ

僕が学校の勉強が役立つと思う理由は、以下の2つ。

1. 深く調べるための基礎が身に付く
2. 普段興味のない分野を身に付けられる機会


1. 深く調べるための基礎が身に付く

正直、学校で習うことがそのまま仕事にダイレクトで使えることは少ないです。


しかし、仕事で使う知識を得るためのキーワードを身に付けるには役立つと思います。


例えば、僕はブログを書くのに必要な言葉をWebで調べますが、そのキーワード選びに役立っています。


具体的には、「〇〇 類義語」などというキーワードでよく調べますが、この「類義語」の言葉を知らない場合、このキーワードが思いつきません。


上の例だけだとイメージしづらいかもしれないので他にも例を挙げると、

完全変態・不完全変態
照葉樹・広葉樹・針葉樹
フィボナッチ数列

など。


これらはWeb上に詳しい内容のサイトがあるかもしれませんが、そもそもキーワードを知らないと探せませんよね?


Webで色々と調べられる時代だからこそ、このキーワードの引き出しを持っていることは重要だと考えます。

2. 普段興味のない分野を身に付けられる機会

学校では、良くも悪くも興味のない分野の知識を身に付けさせられます


しかしながら、学校で学んだ時は関係ないと思っている知識も、意外なタイミングで役に立つことがあります。


例えば僕は、生物の授業で暗記していた「雄しべ」「雌しべ」や、「昆虫のあしが何本か」なんていう知識が仕事で役に立つなんて思ってもみませんでした。


もし学校の勉強がない&仕事で必要としなかったら、これらの知識を自ら勉強することなんてまずないと思います。


そうしたら、僕の今の状態の知識になるまで、もっと時間がかかっていたかもしれません。

今までの仕事で学校の勉強が役に立ったこと

ムクドリ

では、実際に仕事の中で役立った具体例を紹介します。

ゲームアプリを作っている時に対数関数(log関数)を使った

僕はITエンジニアですが、このエンジニアという仕事は難しい数学を使うかと思われるかもしれません。


しかし、実際は普段から難しい数式を使うようなことはなく、一般的なシステムでは算数レベルで十分。(そういう知識を用いる業務のシステムの場合は別です)


逆に言えば、中学生くらいまでの算数をちゃんと勉強していれば、エンジニアの仕事が出来る可能性は十分にあります。


そんな中、数学レベルの知識が役立ったのは、ゲームアプリを作っている際に、ゲームバランスを調整した時


レベルが上がるほど、数値が飛躍的に伸びるようなバランスにしたいと思った時、使ったのが対数関数(log関数)でした。


対数についてはこちらをどうぞ↓


正直最初はほぼ忘れていたのですが、グラフの形を見て「ああ、こう使えばいいんだな」と段々と思い出しました。


これが本当に初めて扱うもので、最初から調べる感じだったらもっと難しく感じたと思いますが、高校時代にやっていた内容だったので、思い出した後に扱うのはそれほど難しくありませんでした。

ブログ記事の表現力が変わる

ブログなどの文章を書く時に、国語や英語の知識が役立ちます。


例えば、

・「聞く」と「聴く」など同音異義語の違い
・「しかし」「ところが」「したがって」など接続詞のパターン
・その他漢字や英語の読み・書き

など。


今はネットで調べればたいていのことは出てきますが、毎回1から調べていたら時間が掛かるし、深く調べるために基礎知識は持っていた方が早く答えにたどり着きます。


また、語彙が増えれば表現力も高まります


例えば以下の記事で紹介していますが、「虫」と「昆虫」は似ていますがその意味は異なります。


伝わればどちらでも良いという考え方もありますが、その言葉を理解しないで使っているか、使いこなしているかは意外と読者に伝わると思います。


情報発信する時に言葉を正しく的確に使うことは、情報の信頼性・伝達スピードを速める上で大切です。

学校の勉強は基礎。知識の応用をする機会を作ろう

アリスイ

学校では基礎を教えてくれるが、応用は教えてくれない

今まで説明してきたように、学校の勉強は決して役に立たないものではなく、自分の可能性を広げるための基礎になります。


もちろん学校以外でも学ぶ場はありますが、生活に直接関係のない知識に幅広く触れられる場はそれほど多くないのではないでしょうか。


しかし一方で、学校の勉強は本当に基礎を積むためのもので、その応用についてはあまり多くは教えてくれません


例えば、

・計算方法は教えてくれるが、それを使った税金の算出方法は教えてくれない
・各県の名産物は教えてくれるが、それが経済にとってどう重要なのかは教えてくれない
・世界の歴史は教えてくれるが、過去の成功・失敗から今にどう活かせるかは教えてくれない

といった感じ。


基礎知識の応用の仕方はあらゆる方向にあり、そこまで教えきれないというのもあるのでしょう。(それでも実生活に密接な部分は応用に触れるべきだとは思いますが)

知識の応用をする機会を作るべし

というわけで僕は学校の勉強は基礎を学ぶためのもの。


知識の応用をする機会は、学校の外にこそあります。

・理科で覚えた知識を、実際に野外に出て確認する
・家族旅行に行った時に、地理で知った名産品を食べてみる
・数学で覚えた数式を使って、ゲームのロジックを考えてみる


もし学校の外にいる時間も宿題や受験勉強ばかりだとしたら、基礎知識しかカバーできず、とてももったいないですね。


それに対して、得た知識を色々と試せるようになると、勉強も楽しくなるもの。


楽しくなると熱中して、周辺の知識も自主的に学びたくなることもあります。


以下の記事は、まさに1つの分野を応用していたら別分野の学びに繋がった例を紹介しています↓


おわりに

以上から、学校の勉強で得られる知識は、自分の可能性を広げるための「基礎」。


よって学校の勉強によって得られるものはたくさんあります


ただ、基礎だけやっても活用が難しいし楽しくなりづらいので、「応用」の機会をぜひ作りたいものですね!


ちなみに、僕は子供の頃はテストの点数をゲーム的な感覚で捉えていて、当時から勉強はそれほど嫌いではありませんでしたが、今の方がより勉強を楽しんでいると感じます。


それは、知識を応用できる場所が増えて点と点が繋がることが多いから


もしあなたが勉強することが億劫だったり気が乗らないなら、まずは応用する場を見つけてみましょう!


僕も自分の事業(アプリやブログなど)で色々と得られた知識を発信していくので、ぜひ見てみてください!


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では、また。